何年前に買ったかも忘れてしまった本を引っ張りだして,CPUをつくってみることにしました.
300ページほどの本ですが,そのほとんどは動作原理の解説に割かれています.
秋葉原へ寄る機会があったので,回路図をもとに必要な部品を先に調達しました.
いくつかのサイトを参考にして,クロック回路・リセット回路→CPU→ROMとつくることにしました.
回路図に変更を加え,クロック周波数を微妙に変化させられるようにしました.
で,完成しました.
DIPスイッチの配線を間違えて付け替えたりしましたが,概ね問題なしです.
電源を入れた時に,LEDがひとつ点灯せずに焦りました.
裏側がこんな配線なものですから,うまくハンダ付けができていないリード線が外れていました.
リード線が少し太めだったので,なかなか大変な作業でした.
たった16行のソースコードしか書けませんが,Lチカには十分です.
本で紹介されていたラーメンタイマーをプログラミングしてみました.本来1Hzで動作させるところを10Hzで動作させているので,10倍速で動いています.
PCを自作したことはありますが,個々の部品がどのように動作しているのかは理解していませんでした.
今回作成したCPUは性能面ではマイコンにも及ばないようなものですが,動作の原理を理解する上でとても役に立ちました.