久々にRaspberry piにSSH接続してパッケージの更新などのメンテナンスを行いました.再起動して再度Tera termから接続しようと試みたところ,アクセスができなくなっていました.そのままでは何もできないので,仕方なくモニターに接続して原因を探ることにしました.
そういえば,アップデートしている最中に”ネットワークの設定を上書きしたよ”という内容の英文がコマンドラインにあったなーと思い出しつつ,まずはネットワーク関係のファイルを確認です.
# interfaces(5) file used by ifup(8) and ifdown(8) # Please note that this file is written to be used with dhcpcd # For static IP, consult /etc/dhcpcd.conf and 'man dhcpcd.conf' # Include files from /etc/network/interfaces.d: source-directory /etc/network/interfaces.d auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet manual iface wlan0 inet manual wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf iface wlan1 inet manual wpa-conf /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf
/etc/network/interfacesの記述内容です.結果からすれば,この内容を見たときに詳しい人は原因に気づくのでしょうが,私はこのあと2時間ほど悩むことになりました.
上のファイルや/etc/dhcpcd.confの設定をいろいろいじってみたのですが,うんともすんとも言いませんでした,
次に確認したのは,Wi-Fiドングルが読み込まれているかどうか.
lsusbコマンドで読みだした限りでは,ドングルは認識されているようです.しかしながら,GUI環境を起動してネットワークの設定を確認してみると
no wireless interfaces found
と表示されます.
この時点で以下のサイトに辿り着きました.
ここに記載されているように
sudo ifup wlan0
とすると,無線LAN接続ができるようになります.ということは,Raspberry piの起動時に自動的に無線LANがONにならないことが問題だったということのようです.
設定ファイルを元に戻した上で
auto wlan0の一言を追加したところ,無線LANに自動接続されるようになりました.
めでだしめでたし.