ずいぶん昔に購入した『PHPによる機械学習入門』をようやく読み終えました.
PHPで組んだプログラムを用いて,形態素解析やベイジアンフィルタの構築を学びます.
本書は,VirtualBox上にCentOSをインストールして実行する流れになっておりますが,私の手元にはRaspberry piがおりますので,Raspbianのまま取り組んでみることにしました.
Linuxのことをよく知らない私でもCentOSはRed Hat系,RaspbianはDebian系であり,コマンドやパッケージ管理システムが違うので多少の困難は予想しておりましたが,ま,Linuxの仲間だしなんとかなるでしょ.と楽観的に始めました.
上記の違いからか,私が本書をRaspberry piとともに進めていく上でつまずいた点を列挙しますと
- MeCabはソースをビルドしなくともパッケージ管理からインストールできる.
- PATH,フォルダ・ファイルの場所が異なってることが多々ある.
- php_mecabはpearを使用せずソースをビルドしてインストールした.
- 終盤の機械学習処理は,本文中で半日と書かれているが,Raspberry piで実行すると約40時間かかる.
機械学習処理は,とっても時間がかかりました.Raspberry pi B+を使用したのですが,Raspberry pi 2 Bで実行すれば,多少早く処理は終わるんでしょうかね.
ともかく,本書の内容はRaspberry pi上で実行可能でした.機械学習の勉強にもなり,Linuxの勉強にもなり,今後に活かせる機会はまぁなさそうですがw,面白かったので良しとします.