背部叩打法

まさか初めて実践するのが自分の子になるとは思いもよりませんでした.

背部叩打法は,気道異物を吐き出させるための手技のひとつです.

先日,チビ①が大好きなカレーを食べていたときのことです.突然ヒューヒューとおかしな呼吸になり,両手を口に突っ込んで苦しそうにしはじめ,これはいわゆるチョークサインの一種ではないか!と思った瞬間に抱きかかえてひっくり返して背中をバシバシと叩いておりました.すぐに口の中からものが飛び出し,事なきを得ました.

口から出てきたのは鶏肉の皮の部分.努めて小さく切るようにしていましたが,皮の部分が噛み切れずに喉に引っかかってしまったようでした.もうひと工夫したほうが良いんでしょうね.乳幼児の死亡原因の一番は不慮の事故です.窒息とか溺水とか,日常の中に危険は潜んでいるな,と改めて感じました.

落ち着いて考えるとチビ①は2歳なので,背部叩打法よりはハイムリック法が先なのかなという気もしますが,まだまだ小さいので背部叩打法のほうがやりやすかった気がします.

チビ①はひとしきり咳き込んだあと,涙目になりながらもカレーの続きを食べておりました.

マギール鉗子,発注しようかな

父の日のプレゼントだそうで

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