流星電波観測

やりたいと思っていることリスト上位の流星電波観測をはじめてみました.

早速ですが,これが(おそらく)流星を捉えた(と思っている)瞬間です(まだ何が正しいのか分かっていないので・・・).0.9の高さにチラチラみえる点の集合がおそらく流れ星が発生したところかな,と思っております(が,あとからみると違うようでした).遠くの無線局から発信された電波が,流星で反射して届いているところを捉えています.

流星電波観測国際プロジェクト

もう20年くらい前からこちらのホームページを眺めてはやりたいなーと思っていて,なかなかできていなかったのですが,ようやく踏み切ることにしました.問題となるのは次の点

①常時観測するための受信機,パソコンがない
②借家なので,大きなアンテナを設置しにくい

使っていた省電力タイプのノートパソコンが古くなったので,流用することにしました.PanasonicのCF-RZ5です.受信機については,フライトレーダーで長期間の運用実績のあるSDRにすることにしました.

アンテナについては,借家のため大きなアンテナは設置しにくく,,,

部屋のすみっこに,ひっそりとPCとバンザイアンテナを設置しました.近隣のFM放送が良好に聴取できることを確認し,ちょうどこと座流星群のタイミングでしたので,まずは53.775MHzでHROをためしてみました.

一晩観測してみましたが,まったくスポットされず...
やはり室内の貧弱なアンテナでは300km離れたところからの50Wの電波は受信できないようです.この設備でも受信するためには,相手方が高出力である必要があります.なのでFM放送局を対象とすることにしました.いわするFROという観測方法です.まず試したアマチュア無線の周波数帯を利用したHROや航空機の航法支援電波を利用したVROもありますが,こちらは出力が小さいので,貧弱なアンテナでは受信できないと思われるためです.

アンテナは東西方向になっていますので,西の方で,500km以上離れていて,高出力のFM放送局を探しました.84.8MHzのNHK-FMの福岡放送局,800kmほど離れていて,3kWと高出力でちょうどよさそうです.途中に長野や岐阜に同一周波数の放送局がありますが,いずれも10W程度の出力で,直達波はまず届かないだろうと考えました.

で,周波数を合わせて観測できたのが最初の写真です.流れ星ではなさそうな,次のような画像も撮られたりしていますが,しばらく稼働させてみて,どんなもんか様子を見たいと思います.

次は,自宅にいなくても観測データがみられるようにしたいと思います.

参考のために設定例を示します.LSBで設定している例がありましたが,High bandでLSBを使うのにやや抵抗がありましたのでUSBとしています.LSBのほうが良い理由などありましたら,ご教授いただきたいです.

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